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動けチビッコかみさま!

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『動きのある絵』が描きたくて、ずっと色々工夫してきました。最初にそれを強く意識したのは高校の頃。どうやったら見ていて動き出しそうな絵が描けるんだろうって、ずっと思ってました。

シュウカツのとき、とある映像制作会社の面接で『動いて見える絵』の話になると『僕たちからしたら絵が動くなんてちょっと大丈夫かな...とか思っちゃうけど、どういう感じなんですか?』なんて言われてびっくりした。映像はたえず動いているのが当たり前で、静止画である絵が動いて見えるなんて、どうでもいいんだ!

でも、動いて見える絵って絶対ある!マティスの『ダンス』なんて初めて見たときクルックル踊ってるみたいに見えたし。マンガだってイラストだって動き出しそうな絵はいっぱいある。私はそういう絵が描きたい!熱烈に思ってきたけど、技術の進歩(笑)と共にそこまで強く意識しなくてもそういう絵が描けるようになり、絵を描くたびに『動け!』と念じて描くなんてことはもうなくなりました。

一方、粘土道。正直言って私は粘土作りで目標を掲げたこともなければ、向上心もそこまでなくって、ただ『猛烈に楽しい!』と、気が向いたときに作ってました。過去に作った粘土細工なんて、絵に比べたら全然!たぶん作った『手芸』よりも少ないです。おそらくだけど、もし『才能』というのが私にもあるなら、たぶん絵より粘土の方が初期値が高かったんだと思う。粘土を作るたびににも『動け!』と念じていたけど、絵を描く方が手軽だし、好きだった。

どういうわけか粘土細工を作るとき、設計図を絵に描かなくても直に作れます。だからたぶん、絵と粘土は自分の中で別々に進化したものなんだと思う。なのに、絵が上達するほど粘土も難しいのが作れるように、知らないうちになってました。そこはリンクするんだ!でも、粘土がうまくなったところで、絵がうまくなってるかは謎です(笑)

基礎値が高かった粘土も、まぁ大人になった今は『イラストレーターのわりに上手いよね』くらいです。思った形は何となく作れる程度。そんな私の技術が追っつかない部分は『磨き』。原型を作る作業ってその後型取りするわけだから、表面をきれいに整える行程がとっても大事になってきます。フィギュアもししょーに習っていくつか作ったし、あとイラストのラフも、それから洋服のパターンなんかの大事さとも共通するところがあるような気がして...ヘタかもしれないけど、全身全霊でしっかりやんなきゃ!

で、今日も私は粘土をならすべく手でこすりながら『動け!』と念じてるわけです。作ってるの顔だし動くわけなんてないんだけど。でも楽しげにお喋りしたり、まばたきしたり...そんな感じを見た人が色々想像できる、そういうのが作りたいんです。考えてみれば、絵も粘土も同じことやってんだな、私。

節句人形の会社におじゃましたとき、商品の五月人形全部に名前がついていて、とても優しい気分になった。1つ1つ、とても心を込めて作ってるんだなぁ。『こっちの方がおにいちゃんかな』とか言いながら顔つきの違いを説明してくれる様子など、端々に愛情を感じました。それに節句人形の世界観ってチビッコかみさまととても通じる部分があると思った。いい機会を与えて頂いた以上、私も必死こいてがんばります!

私の技術でどこまで粘土のかたまりに命を吹き込むことができるか未知数だけど、そんなこと気にしてる時間があったら念じます!『動け、チビッコかみさま!!』

今日の進行状況はこんな感じ。デコボコは明日1日かけてなんとかします。人形よりもハイテク保存ボックスにをホメられたいかも(笑)てゆうか、すごい画ヅラだな...。

gogatsu_2009_04_21.jpg

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